2011年3月に発生した東日本大震災は、永勘染工場が居を構える仙台市若林区南染師町をはじめ、東北地域に甚大な被害を与えました。
当社は震災直後から、勇気づけ鼓舞する文言を入れた前掛けを制作し売上の一部を寄付するという形で、被災地支援を継続的に行ってまいりましたが、資金的な支援のみならず、当社の技術・経験を活かして震災の教訓を後世に伝える事はできないかと、日々考えておりました。
この度、仙台市のクリエイティブプロジェクトに参加する機会を得、防災士とクリエイティブプロデューサー、地元のイラストレーターそして南染師町に住むご年配者の皆様のアドバイスを頂きながら、日頃から防災・減災の意識を持つ事の大切さを伝えることをテーマとしたものづくりを行うこととなりました。
当社では災害時に頭に巻いたり、物を包むのに便利な「てぬぐい」に着目。津波の被害の大きさを「知る」、震災時に注意することを「考える」、そして有事の際に「使う」ことをつたえる3種類のてぬぐいを制作しました。
防災・減災の意識を世代を超え、地域を超えてつたえるてぬぐいを日常生活の中でご利用いただくことで、防災・減災について当社が込めた思いが、少しでも「つたわり」、ほかの誰かに「つたえて」いけることを願っております。
仙台周辺の観光マップの様ですが、東日本大震災で、津波が押し寄せた地域を「3.11 TSUNAMI LINE」として表現しました。仙台の街を「知」り、津波の被害の大きさを「知」ることができるてぬぐいです。
大地震直後など災害時に考えられる、街中の危険を迷路状に表現しました。子どもに恐怖感を与えないかわいいイラストで表現し、普段使いしながら震災時に注意するべきことを子どもと一緒に「考」えられるてぬぐいです。
ご年配者の暮らしの知恵をヒントに、昔の人がどのようにてぬぐいを「使」っていたのかを分かりやすく表現しました。震災後など、物が手に入りづらい際の気付きとなります。 携帯できる保安用品として見直されています。
イラストから型を作り特殊な糊で防染し、重ねた生地の上から染料を注ぎ、模様部分を染め上げる伝統的な型染めの注染(ちゅうせん)で制作しました。型作りから全て職人が手作りしております。
「知」「使」は、4色のグラデーションで色の濃淡を出す【ぼかし染め】、「考」は、白生地を「クレア染料」で無地染めした後に更に絵柄を染めるという高度な手数の掛かる技術を用いて染色しました。
サイズは通常の90cmより10cm長い100cm。これは、避難所で頭に巻いて使う際に、通常サイズでは少し短かったというお話をヒントに、使いやすさを考慮して決めました。
アドバイザー 佐藤 美嶺さん(防災士)
これまでママ目線の防災・減災について取り組んできました。
手ぬぐいはいろいろな使い方ができ、災害時の便利グッズのひとつでもあります。いざという時に落ち着いて行動するためには、日頃からその意識を持つことが大切です。この手ぬぐいが、みなさんの『備える意識を持ち歩く』ことのきっかけになってほしいと思っています。
つたえるてぬぐい 各税込1,300円(全3種類)
下記の「ご購入はこちら」ボタンをクリックしますとメールソフトが立ち上がりますので、メール件名に「つたえるてぬぐい購入希望」とご入力の上、「お名前」「郵便番号」「ご住所」「電話番号」「ご希望のてぬぐい(知/考/使)」をご入力いただき、当社までご送信ください。折り返し担当者より連絡させていただきます。
※商品はレターパック360にてお送りいたします(全国一律360円)「つたえるてぬぐい」はネットショップの他、以下の店舗でご購入いただくことも可能です。
販売先 |
弊社店舗(永勘染工場)
宮城県仙台市若林区南染師町13番(詳細地図) |
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つたえるてぬぐいの製品情報、販売などに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
※つたえるてぬぐいに関する最新情報は、永勘染工場のfacebookページでもご紹介しております。
問い合わせ先 | 株式会社永勘染工場(ナガカンソメコウジョウ) |
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担当 | 永野 仁輝(ナガノ マサキ) |
連絡先 | 電話番号 : 022-223-7054(月〜金曜 9:00〜17:30 ※土日祝日除く) メールアドレス : nagakansome@iris.ocn.ne.jp |